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文豪と食 食べ物にまつわる珠玉の作品集 (編 長山靖生)

902円

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文豪たちは味覚も鋭い。 そして案外、健啖家。近代日本を作り出した文豪それぞれの好みを反映した「食」の物語には、時代の精神も刻まれていた。 食べることは血肉を作り、生きることに他ならない。 そこには思想もあれば主張もある。 鴎外は他人と間合いを測りながらつつく牛鍋を弱肉強食の闘争に例え、独歩は和洋折衷・官民融和の理想を重ねた。 江戸っ子の漱石は蕎麦、西国出の芙美子はうどんと、好みには生まれも反映する。 美食を追求する者もいれば、ただひたむきに食うもの、大志を立てて粗食をする者もいる。 本当に「食べる」ことは奥が深い。 『文豪と食』同様、いろいろな食べ物を取り揃えてみました。 ・目次 森鴎外「牛鍋」......牛鍋 国木田独歩「牛肉と馬鈴薯」......ビフテキ 夏目漱石「吾輩は猫である」より......蕎麦 林芙美子「小さい花」......うどん 正岡子規「御所柿を食いし事」......柿 幸田露伴「菊―食物としての」......菊 永井荷風「風邪ごゝち」......葱鮪 谷崎潤一郎「美食倶楽部」......美酒美食 芥川龍之介「魚河岸」......洋食いろいろ 泉鏡花「湯どうふ」......湯豆腐 岡本かの子「鮨」......鮨 夢野久作「お茶の湯満腹記」......茶懐石 斎藤茂吉「食」......鰻 山本周五郎「尾花川」......饗応と大志 太宰治「チャンス」......雀焼 ●長山靖生 評論家・歯学博士。一九六二年、茨城県生まれ。九一年に鶴見大学大学院を修了。学生時代から文芸評論家として活動し、一九八七年、横田順彌、會津信吾らと共に古典SF研究会を創設、初代会長を務める(名誉会長・小松左京)。歯科医の傍ら、近代日本の文化・思想史から文芸評論や現代社会論まで幅広く執筆活動を行っている。『偽史冒険世界』(筑摩書房)で大衆文学研究賞、『日本SF精神史』(河出書房新社)で日本SF大賞、星雲賞を受賞。他に『テロとユートピア』(新潮社)、『バカに民主主義は無理なのか?』(光文社新書)、『若者はなぜ「決めつける」のか』(ちくま新書)、『日露戦争』『ゴジラとエヴァンゲリオン』『「ポスト宮崎駿」論 日本アニメの天才たち』(以上新潮新書)、『奇異譚とユートピア 近代日本驚異〈SF〉小説史』『「修身」教科書に学ぶ偉い人の話』(以上中央公論新社)など著書多数。編著に『懐かしい未来』(中央公論新社)、近著に『文豪と東京 明治・大正・昭和の帝都を映す作品集』(中公文庫)など。 (出版元より) 発売日:20208.31 出版社:中央公論新社 判型:文庫判 ページ数:272

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