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昔の会社員はどうやって仕事していたのか? Vol.3 平成編 (著 平田提)

1,760円

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波平さんとマスオさんの机に、パソコンはなかった。 このZINEシリーズは、アニメ『サザエさん』を見ていて浮かんだ、そんな小さな疑問から始まっています。 昔と今で、会社員が何をしているか(What)はそこまで変わっていないかもしれません。でも、どうやって仕事をしているか(How)は大きく変わっている。そしてその分かれ目は、パソコンが一人一台配られはじめたころではないか——。 シリーズ3冊目となる本書では、日本のオフィスが一人一台パソコンを持つようになる、その直前の1990年代。平成を駆け抜けた3人の会社員の方々にお話を伺いました。 あわせて、「失われた30年」と就職氷河期世代の当事者として、この20年の仕事の変化も振り返っています。 『Vol.1』『Vol.2』を読んでいなくても意味が分かるように構成しています。 登場する「昔の会社員」 野村康さん(元NTT/N COFFEE FACTORY店主) 平成元年にNTTに入社し、平成31年に退社。ちょうど平成を丸ごと1社で過ごされた方です。入社式で言われた「私たちの会社は10円で成り立っている」という言葉。T型定規と製図台で図面を引いていた日々。データセンターの仕事。そして、通信インフラで見えない相手をつなぐ仕事から、一人ひとりと顔を合わせる仕事へ。 黒川信也さん(元ダイナウェア) 中学生のとき、CGアプリがないのでプログラムでベジェ曲線を生成してラムちゃんを描いたのが人生初のCG。総合ソフトウェアメーカー・ダイナウェアでDTP黎明期を過ごし、ネットスケープナビゲーターの日本語マニュアルを手がけた方です。「AIにできない仕事とは何か」という話が、本書の芯のひとつになっています。 小池晴子さん(元ベネッセコーポレーション/アドビ) 就職氷河期の第一世代。「たまねぎの皮をむくように」自己分析した先に見つけたもの。誰もやったことのない木製玩具・布製玩具の開発。名刺交換で「女の子の名刺は受け取れないな」と言われた時代のこと。そして、30年経ってもワクワクし続けていられる理由。 収録している主なトピック 電話交換手がいた時代/公衆電話と電話加入権 パソコン通信、ISDN、ダイヤルアップ接続 ハードからソフトへ ワープロと電卓が消えていく90年代 バブル崩壊と「失われた30年」、就職氷河期世代のデータ 女性、イエ、ヒエラルキー 稟議制度と家父長制 著者自身の20年 うつ、休職、転職、そして独立まで 情報とは「分からなさ」が減ったもの AIと情報エントロピー あとがきにかえて 関係を「網」として持つ/クラウド化しない資本を持つ/自分のメディアをつくる/余白を持つ この本で考えたこと 仕事とは、個人と社会とをつなぐ接点であり、ひとつのメディアなのではないか。だとすれば、会社員にとって本当に大事なのは、自分の仕事=メディアをどう扱うかというメディアリテラシーなのではないか。 パソコンは本来、巨大で高価だったコンピュータを個人のものにするために生まれました。1970年代の若者たちが求めた「自由」を表現する試みとして。それなのに、なぜ私たちは昔の会社員より早く家に帰れていないのでしょうか。 解くべきは、自己責任の呪いである。 そして、もし今の職場で働きづらさを感じているなら、その働きづらさこそが、次へ行く方向の指針になるはずです。 人間らしく、つくって足を運ぼう。 あなたなりの自由を得るために、狩猟・採集の旅に出かけよう。 あなたの仕事やこれからの働き方を考えるうえで、何らかのヒントになれば幸いです。 (出版元より) 発行:DIY BOOKS 判型:A6 ページ数:118

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