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「優れた血統」という幻想
ナチスは終わったが優生思想の物語は消えていない
科学としての提唱から、人種差別や植民地主義、人口抑制からデザイナーベビーまで現在にも影響を残す優生思想の成り立ち。過ちを繰り返さないために知っておくべき歴史。図版65点。
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社会に害をおよぼしかねない者を決めるのは、社会的、経済的、政治的、科学的、医学的な権力を持つ人々だった。つまり優生学とは、つねに権力者や富裕層、有力者が、ずっと弱くて貧しく、辺縁にいる人々の生殖を完全に支配することはできないまでも、必要ならばメスを用いて自分たちの影響下におこうとするこころみなのである。それが優生学の本質だ。
本書「はじめに」より
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(出版元より)
出版社:原書房
判型:四六判
ページ数:348